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PROJECTS
私たちの歩みは、大学病院のそばに開設した患者家族向け滞在施設「セカンドリトリート東京」から始まりました。遠方からの通院や長期入院に付き添う家族のために“第二の家”を用意する中で、泊まる場所が確保できずに治療を断念せざるを得ない現実に直面しました。そこで学んだのは、宿泊は単なる一夜の居場所ではなく、患者と家族が治療に専念するための社会的な基盤であるということです。
この経験をもとに開発しているのが「Tomaru Medica」です。医師から渡される「宿泊パス」を起点に、患者や家族が病院近隣の提携ホテルを安心して利用できる仕組みを整えています。宿泊パスは、医療と暮らしをつなぎ、治療に立ち向かう人に安心を届けるための新しい“鍵”です。
私たちが目指すのは、病院と自宅のあいだに、安心して滞在しながら療養を続けられる場所を社会の標準装備にすることです。退院後すぐ自宅に戻ることが不安な患者も、近くに滞在できれば経過観察や通院を安心して続けられます。家族もそばにいられることで心身の負担が和らぎ、病院は限られた病床をより必要な人に活用できます。
さらに将来は、「スマートレジデンス」構想を通じて、この仕組みを持続可能な形に進化させます。宿泊に加え、生活支援・在宅医療との連携・国際患者の受け入れなどを組み合わせた多層的な滞在拠点を整備し、民間投資も巻き込んだ循環型モデルを構築します。それは単なる施設開発ではなく、「泊まれないことが医療格差になる社会」を終わらせるための、新しいインフラづくりです。

患者家族レジデンス



共感を、構造に変えることで、
支援が“偶然”ではなく、“当たり前”に届く社会へ。
支えたいという想いを、
誰かを支える仕組みに変える。
JinVisionaryは、医療・福祉・暮らしに横たわる課題を、共感から構造へと変換することで、社会を根本からアップデートしていきます。

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